2024/08/16 記 NO18
■地球は滅びるか
以上、長い引用になってしまったが、私がここで述べておきたいと思うことは、このように地上で賢いと言われる科学者たちに対して、天の言葉は何と述べているかである。天上の知恵と地上の知恵が全く異なるという点については、先にも少し触れてきたが、天の言葉はこのように言う。
「神は大地を土台の上に据えた。
大地はいつまでも永遠に取り去られない。」(詩編 104:5 新世界訳)
「希望を抱いてエホバを待ち、神の道にとどまれ。
神はあなたを重んじて、地上に住み続けさせてくださる。
悪人が取り除かれるのをあなたは見る。」(詩編 37:34 新世界訳)
「温厚な人は地上に住み続け、
豊かな平和をこの上なく喜ぶ。」(詩編 37:11)
天の言葉によると、科学者たちの予測は覆される。地球が住めない星になることはなく、地は永遠に保たれるとある。と言っても、人間がこれまで行ってきたような状況であるなら、誰も永遠に住みたいとは思わない。むしろ早く終わってくれればと思うかも知れない。しかし地球とそこに生きる全ての命を造った方の最終的な御意志は、地球を楽園に回復することである。創造主であるなら、水の星という奇跡の星を、人間が汚して損ない、殺し合いの場にさせたまま放置されるはずがない。むしろ創造主は、地を破壊してきた者を滅ぼすと宣言されている。天の言葉は言う。
「地を破滅させている者たちを破滅に至らせる定められた時が到来しました。」(黙示録11:18 新世界訳 [注] 黙示録=啓示 以下、黙示録と記す )
したがって地球を棄てて火星に移住するという世の賢人たちの考え方は、地球の創造主である方の考えとは真逆である。ちなみにこの預言の確かさについてイエス・キリストはこのように断言されている。
「あなた方に真実に言いますが、律法から最も小さな文字一つ、または文字の一画が 消え去って、[記された]すべてのことが起きないよりは、むしろ天地が消え去るほう が先なのです。」(マタイ 5:18 新世界訳 )
そうであれば、私たち人類は、科学者たちである「賢人」たちの言葉か、神の言葉かのいずれかを選ばなければならないことになる。しかしもう一度、天の言葉を聞いてみよう。
「彼ら賢人たちの知恵は滅び
思慮深い人たちの理解は失われる。」(イザヤ 29:14 新世界訳)
全ての人は、神が「定められたその時」が到来したとき、天の知恵か、人間の知恵か、そのどちらに信頼を置くべきだったかを知ることになる。その時とは、聖書にただ一度かぎり記されている「神の大いなる日の戦争」のことであり、ハルマゲドンのことである。